そろそろ子どもに英語で語りかけたい:「発話」を促す語りかけ、邪魔する語りかけ

1歳10ヶ月

Hello World!

バイリンガル育児中のFamily Talkパパです。

娘はだんだんと発話で使用できる語彙数が、英語でも日本語でも増えてきたので、そろそろパパのバイリンガル育児の方向性の分岐点に到着しました。

 

これまでは、パパから一方的に話す

これからは、双方で話す

 

コミュニケーションにとってあたりまえのこと

ですが、これって英語となると、わたしたちは勘違いしてしまっています。

大きな勘違いを。

今日は、

1⃣『子どもから大人まで、どうやったら英語を自然と話すようになるのか』

2⃣『おうちでの親の語りかけの落とし穴』

3⃣『親子英語で英会話スクールに通っている、または英語講師に家庭教師をしてっているママやパパへの1ポイントアドバイス』

3つを考えてみます。

言語には2つの役割があります。

 

1⃣人と人がつながる「人間関係の基礎」

2⃣思考の道具としての「知的活動の基礎」

 

1⃣について、わたしたちはコミュニケーションをとおして、感性と心を伝え合っていますよね。

仕事がら、コミュニケーションのスキルはとても重要です。

ビジネスだからドライにすればいいというものでもなく、こちらから感性と心を伝えるよにする、いわゆる少しだけ腹を割ると、相手も少しずつ警戒心が解けていきます。

その警戒心が解けるスピードを早くできる人が、コミュニケーション力が高い人、だとおもいます。

2⃣思考力、判断力、表現力の3つのサブカテゴリーから成り立つ「知的活動の基礎」については、子どもを育てている親がみんな関心があり、悩んでおり、いつも正しい情報をもとめています。

よって

1.高度なコミュニケーション力

2.高度な思考力、判断力、表現力

が、ことばを育てる代表的なメリットになります。

パパのバイリンガル育児は、この2つをベースにしています。

娘に自尊と他尊を、InclusivenessとExclusivenessを上手に使い分けられる、バランス感覚の優れた子に育って欲しいという願いをこめています。

実際、バイリンガル育児はこどもに笑顔と自信を育ませる効果が高いことが、認識科学者たちの実験結果によって検証されています。

つい最近、先月に、ある研究誌で発表されました。

 

バイリンガルのこどもとは、ひとつの言語を “turn off” (disengage) して、もうひとつの言語を“turn on” (engage) できます。

 

第二言語習得を長年研究してきたBaker教授が提唱した『Threshold Theory』(『しきい理論』)によれば、バイリンガリズムの成功には,こどもが2 つの「しきい」を超える必要があります

この 2 つのしきいを越えたときに,本物のバイリンガリズムーつまり、認知力が高まると指摘する理論です。

 

こうして、脳の神経がモノリンガルより発達したこどもは、

1⃣高度な問題解決能力

2⃣共感力

(過去の「共感力」に関しての記事はこちらから)

3⃣認知症の予防

という生涯にわたるアドバンテージを得られるといいます。

しかし

ここで、最も注意が必要な点は、「発話」「パワーバランス」です。

 

1⃣ママかパパが英語が話すことができるから、おうちで英語で語りかける。

2⃣または、本で覚えた英語のフレーズを語りかける。

 

これらは、こどもの「発話」の芽生えを邪魔しかねません。

1⃣にいて

パパは仕事で、ネイティブの英語講師をマネージメントしています。それぞれTESOL(英語教授法)の学位を取得している講師が多数なので、教授法に関しては口うるさく指示はしません。

ただ、ひとつだけアドバイスしているのは、

“Shut your mouth as much as possible.” (できるだけ話すな)

ネイティブの講師で、英語の講師として3流の人間は、とにかく相手に英語で話しかけ続けます。

相手を英語付けにすることで、日本人の生徒が英語が上達すると考えているわけです。

常識的に考えてそんなことは絶対に起こりません。

せいぜいリスニングスキルがあがるだけです。

“I Like sushi.”さえも、ことばとしていて知っているし、考えることができても、「発話」する経験を与えられなければ、いつまでも自ら恥ずかしがらずに「発話」はできないのです。

 

そして、一方的に英語で話し続ける英会話講師は「パワーバランス」を乱用しているとも考えられます。

 

英語が話せる人間=パワーを持っている人

英語が話せない人間=パワーがない人

 

もし、英語教育のテーマが”empower”(パワーを与える)だとするならば、一方的に話しかけるネイティブ講師には注意してください。

だから、英語が話せるママやパパが、こどもに一方的に英語で語りかけつづけると、こどもの「発話」の機会を邪魔して、自信を奪いとってしまうことになりかねないかもしれません

 

ちゃんと「双方に話す」ためには?

「発話」がだんだんできるようになってくる時期(2歳前後)から、こちらは質問と相手の目を観察して先回りせず言いたいことが口からでてくるまでまってあげることが必要です。

 

Formal Learning(小学校やプレスクールでの学習習慣)がはじまるまでは、親がこどもの脳を育てるのにはそこまでお金はかからないと言われています。

 

ある意識だけをわすれなければ。

 

パパが個人的に娘に英語絵本をリードアラウドするときや、RACのときに意識をしているのは次の言葉にまとめられます。

“IORM”(イオーム)

1⃣Interact(こどもと一緒にあそぶ、まなぶ)

2⃣Observe(へそをこどもに向けて観察)

3⃣Respond(反応する)

4⃣Modify(交わり方を修正し、いろいろな角度からこどもとあそぶ)

 

この4つをおこなうだけで、しっかりと幼児の脳の発達を刺激し、「発話」を促すことができると証明されています。

それまでは一方的に話す時期であっても問題はありません

なので、

「あ、この人と話すときは英語で、この人と話すときは日本語なんだ」

ということが認識できるように促してあげる。

おうちで英語を使っていれば、英語タイムを設定する。

おうちで英語を語りかけるまではできなければ、英語での「発話」を促すような語りかけ(”IORM”)をしてくれる人に定期的に会う。

 

娘とパパはよく会話の途中で見つめ合ってます。そうして、娘の口から「発話」されるのをまってあげてます。

これから2歳~3歳の黄金期なので、この時期から徐々に「英語のシャワーを浴びせる」ことから「発話を促す」ことにシフトしていきます

2⃣について

よく「英語でこんなときどう言うんですか?」

と質問していただくのですが、いつも答えに迷ってしまいます。

もちろん、たくさんの良質な親が英語で語りかけるための本はあります。

たとえば、

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↑こちらの本はパパも読みました。英語絵本のよみきかせのたいせつさと、語りかけの例を、わかりやすく書かれています。シチュエーション別の英語の語りかけは、0歳からでも利用できますよ~~

フレーズを教えたり、覚えることは大事だし、楽しく英語育児できるようにはなるとおもいます。

ただ、もうひとつ大事なことは、それを説明できる英語力になります。

そしてこれは高度な英語力を要するので、なかなか工夫が必要です。

たとえば、

“Take off your shoes.”(靴を脱いで)

というフレーズをママがこどもに語りかけるとします。

ただ、なかなか理解はしてくれませんよね~~~

だから、何度も言います。そのうち語気が強くなります

ママもストレスがたまりますよね。

理由を説明してあげたいけど、とにかく子どもに英語のフレーズを理解するまで言い過ぎると、子どもは覚えるでしょうが、せっかくの親子の絆を強めるためのバイリンガル育児がストレスになってしまいかねません。

【関連記事】

◆2つの法則で親子関係をよりツヨく!バイリンガル育児にもとめられるもの◆

もちろん、各家庭のバイリンガル育児方法がありますし、成功されている家庭もありますので、「絶対こうして!」というつもりで今話しているわけではありません。

こどもは1歳~2歳でも、ちゃんと親が説明すれば理解してくれます

それは最近の娘をみていて強くおもいました。

たとえば、お風呂のおもちゃを持ちだそうとしたとき、妻が、「これはお風呂のおもちゃだから、ここに置いていこうね」とジェスチャーを込めて説明すると、素直にかごに片付けたそうです。

よって

「やってほしいこと」の理由を説明してあげると、大人がおもっている以上に、子どもはちゃんと理解できるんですね~。

なので、

さきほどの”Take off your shoes”に”because, take a look at the shoe sole. It’s dirty. We want to keep our home clean, so we have to take off our shoes. Otherwise, we end up messing. Your shoes stay here. Let’s leave shoes here.”

とばかばかしいぐらい長いですが、これを説明していると、娘はパパの目をじーとみて、理解しようとしてくれます。泣きじゃくってイヤイヤはしますけど、根気よく続けます。

そして、説明をきくと、納得した様子で、座って、パパに靴を脱がせます笑

こんなふうに、もし語りかける英語のフレーズを使うのならば、短くてもいいので、その「理由」もちゃんと英語で説明してあげられるとよりいいです。

各家庭の教育方針できっと頻繁に使用するフレーズは異なるので、【親向けプライベートセッション】をパパが受けつけています。

この【親向けプライベートセッション】では、

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Read Aloud Clubに参加されたママやパパが、親向けにやってほしいというリクエストが続きましたので、はじめてみることにします😃

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ちなみに「靴を脱ぐ」のは世界共通ではないので、もうすこし大きくなったら、どうして日本では靴を脱ぐのかは、また説明してあげないといけないな~

 

 

最後に

言語には2つの素敵なチカラがあるとおもいます。

1⃣子育てにおける魔法

2⃣エンターテイメント

魔法使いの弟子も、偉大なる魔法使いのマーリンに教えてもらっていました。

パパも、いろいろなバイリンガル育児の先輩ママ講師に教えてもらいました。

魔法は正しく使いたい

こどもをたのしませたいし、自分もたのしみたい

子どもが求めている言葉を言ってあげたい

ママもパパも世界でこどものための「魔法使い」になれるといいな~といつもおもってます。

【参考文献】
◆高取しづか著, 「ことば力のある子は必ず伸びる!」青春出版社, 2018
◆Baker, C.(2006). Foundations of bilingual education and bilingualism(4th ed.). Clevedon: Multilingual Matters.
◆Esti Blanco-ElorrietaKaren Emmorey, and Liina Pylkkänen, “Language switching decomposed through MEG and evidence from bimodal bilinguals.” PNAS, 2018.
,
5 Simple Ways To Encourage Brain Development In Your Little One.” NPR, 2018.
◆smile0922. 『英語漬け環境でも発話がでないケース』. アメブロ.2018


今日もこんなところまで読んで頂いて
本当にありがとうございました

Family Talkパパによる、英語イマージョン教育を、RAC風にアレンジしたRead Aloud Club”についてはこちら🎵


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