【驚きのバイリンガル】チューリッヒ大学のある実験結果がおもしろい!

埼玉県川口市いつか学びたかったおうち幼児教室

【驚きのバイリンガル】チューリッヒ大学のある実験結果がおもしろい!

2歳5ヶ月

Hello, World!

埼玉県川口市Family Talkのパパです。

 

自転車からおりたくない娘

大声で外で「バイシクール!!」を連呼

こんなに感情のこもった”bicycle”を発話しているのは

世界広しといえど、きっとうちの娘だけ

でしょうね笑

そんな娘ですが、そろそろパパがおうち英語を続けていくうえで

意識していることがあります。

それは、「語る」こと

英語でずーーーっと語っていると

そうすると、驚くことに、娘はじーーっとパパの目を見て

うなずいている。

そして、それなりに、いい感じの聞き手になってるやん!

理解してはいないんでしょうけど、

なんか、いい感じなあいづち、いい感じの表情

たとえば、こんな感じ

“Hey, honey, I’ve been under the weather since this morning. Headache..no, migraine. This side…That’s seasonal one, so not so serious, but it’s enough to sap me. I hope you did not inherit from me. I don’t know, cause my mom doesn’t have migraine…Only me…Gosh…”

じっとパパの目をみつめながら、最後まで聞いて

神妙なおももちで、おもむろに、

我が家の薬箱に、冷えピタをとりにいきました笑

もちろん頭痛そうにしてるので、そう反応したんですけど

けど、こういうのって、バイリンガル教育してて

観察しがいのある景色です。

以前、我が家のおうち英語・バイリンガル教育の方針として

「他人へのセンシティビティ」

というテーマについて書きました。

【関連記事】

 

そのつづき、なんですが

実は、

「バイリンガルの子はコミュニケーションのパートナーへのセンシティビティが高くなる傾向がある」

そうです。

チューリッヒ大学が今年の5月9日にホームページのNEWSに

掲載した記事のなかで、ある実験が書かれていました。

“…the researchers first asked the monolingual and bilingual children to hide puzzle pieces in different places. Two interaction partners in the form of glove puppets – a ladybird and a grasshopper – then went looking for them. The children could watch them search and give clues. The two interaction partners responded quite differently to the help offered by each child. While the ladybird expressed thanks for every hint, the grasshopper preferred to find the puzzle pieces by himself, rejecting any help offered. The researchers then observed how the children behaved in this situation and whether or not they could distinguish between the different needs.”

「3歳~4歳までのバイリンガルとモノリンガルの子たちに、パズルのピースをいろいろな違う場所に隠してもらいます。それから、テントウムシさんとバッタさんの2匹のパペットが探しにいきます。

こどもたちは、探している様子を観察し、ヒントを与えることができます。テントウムシさんとバッタさんの2匹は、そのこどもたちのヒントにまったく違う対応をします。どういうことかというと、テントウムシさんはすべてのヒントに従順で、その通りに行動しますが、バッタさんは自分でパズルを探し出したいので、すべてのヒントに従うことを拒否します。

研究者たちは、この様子を観察し、こどもたちがそれぞれ2匹の相手に、どのようなコミュニケーションをとっていくか、つまりどういうコミュニケーションが効果的かどうかを見定めることができるかどうか、を観察しました。」

さあ、もしあなたの子どもだったら、

バッタさんにどうやってパズルのピースをみつけてもらいますか?

 

どういう結果が出たかというと、

どちらの子たちにとっても、問題なのはバッタさんとのコミュニケーション。

聞く耳をもっていないようなので、しかも「自分で探したい」という意志が強い相手。

モノリンガルのこたちは、テントウムシさんと同じように、必死に言葉で説明しようとします。何度も、何度も粘り強く。だけど、バッタさんはやっぱり聞く耳をもっていないので、自分では探せません。

一方、バイリンガルのこたちは、モノリンガルのこたちと違った方法でバッタさんを助けようとします。

それは、相手のコミュニケーションの需要、を理解してあげる、ということ。

つまり、バッタさんを助けてあげるには、

言葉で説明してもダメということを理解し、

相手のコミュニケーションスタイルに自分を合わせます。

バイリンガルのこたちは、もともと隠していた場所からパズルのピースを動かして、もっと簡単な場所に動かし、バッタさんにみつけさせました。

「バイリンガル育児の子は、

モノリンガルの子たちよりも、

日頃から言語のチャレンジを乗り越えている。

ので、特に親の片方、または近い親戚の方が、

第二言語スピーカーだと、

その人と話すときには、言語スイッチを変えて、

相手のことを理解しようと必死になるので、

円滑なコミュニケーション能力が育つ」

これをちょうど読んだときに、

あ~~~たしかにね~~

とおもいました。

前の記事で書きましたが、我が家の方針

One Face, One Language

コミュニケーションとは、

「優れた話し手」であり

「優れた聞き手」でることだとおもっています。

“スピーチ”が得意な人は多いですが、

“相手のコミュニケーション需要に自分を適応させて、適切に反応する”

これ、大人でもむずかしい笑

 

娘の話に戻ると、パパが語りはじめたときは、

「この人はずっと聞いて欲しいんだ」ということをわかって、

アイコンタクトとうなずいてくれているのかな。

妻が前よりはしてくれない分、たすかるな~笑

普段は、すっごいおしゃべりな娘が、

パパのコミュニケーションの需要を感知して、

黙って聞いていたのだとしたら、

チューリッヒ大学の実験結果もうなずけますね。

 

もう少し観察続けます!

 

これから、どんどんとグローバルでボーダーレスの社会になるのは

わかっているので、これからのこたちには、いろいろな相手とコミュニケーションを

とっていく機会が多いでしょう。

中には、めんどくさい相手もいるでしょうね~。

 

そこにあるていどのタフさやレジリエンスが必要なことを考えると、

バイリンガル教育って、なかなか親にとって試してみてもいい投資

かな~なんておもいます。

 

別に、英語話せるようにするため、という目的でしか

早期英語教育やっちゃいけないわけじゃないので!

Reference: 

https://www.media.uzh.ch/en/Press-Releases/2019/Bilingualism.html

 

 

 

 

 

No Comments

あなたはどうおもいましたか?お気軽にコメント・記事のご感想をください。